ラグビー日本代表の歴代キャプテンは、こんな人だった。最新キャプテンの裏話

最近のラグビー日本代表、歴代キャプテン

最近のラグビー日本代表、歴代キャプテン

第9回ワールドカップから第10回の間に、新たにキャプテンを務めたのは4人です。

  • 中村亮土
  • 田村優
  • 坂手淳史
  • 姫野和樹

彼らがどんな人だったのか、振り返ってみます。

中村亮土

2021年に日本代表の副キャプテンに就任し、11月に行われたポルトガルとの強化試合でキャプテンを務めました。

鹿児島出身で、帝京大学を経て東京サントリーサンゴリアスに入団。

強い走りとタックルが持ち味です。

コミュニケーション能力が高く、日本代表の中盤として活躍してます。

ラグビーを始めたきっかけは父。

父が根っからのラグビー好きで、息子ができたら絶対にラグビーをさせたい。そう思っていたそうです。

日本代表に選ばれた時は、特に父親が喜んでいたとコメント。

中村選手は「活躍している姿を見せたいですね。本当に2019年のワールドカップを塗り替えるようなプレーをしたいですし、結果を出したいと思っています」と言いました。

参考:【ラグビー日本代表】“世界一のセンター”へ 中村亮土 全選手紹介#14

相手 結果 試合日
ポルトガル ○38-25 2021.11.13

田村優

相手 結果 試合日
ウルグアイ ○34-15 2022.6.18

リポビタンDチャレンジカップで、日本代表のテストマッチです。

田村選手は愛知県出身ですが、沖縄で過ごした時間も長いラガーマン。

中学まではサッカーをしてました。

キックが得意な理由はサッカーなのかと思いきや、サッカーとラグビーでは全く蹴り方が違うのです。

田村選手は「日本代表になれる人は少ないし、何より結果を求められる。そのプレッシャーは凄かった」と語ってます。

そんなプレッシャーの中、どう対処するかに注目して試合に臨んでいたそうです。

坂手淳史

第10回ワールドカップに向けての強化試合、前半で主にキャプテンを務めたのが坂手選手。

京都出身で、名門の京都成章高校に進学して、高校日本代表にも選ばれました。

大学は強豪の帝京大。4年生の時にはキャプテンを務めて、大学選手権7連覇に貢献しました。

そしてパナソニックに加入。その年に日本代表にも選ばれるというスピード出世です。

ちなみに、坂手選手は中学校から代表まで全てでキャプテンを務めてます。

坂手選手は戦術眼に優れていて、理解度の高いプレーセンスでチームを引っ張りました。

相手 結果 試合日
ウルグアイ ○43-7 2022.6.25
フランス ●23-42 2022.7.2
フランス ●15-20 2022.7.9
ニュージーランド ●31-38 2022.10.29
イングランド ●13-52 2022.11.12
フランス ●17-35 2022.11.20

姫野和樹

強化試合の後半。そして第10回ラグビーワールドカップで日本代表のキャプテンを務めたのが、姫野和樹選手です。

愛知県名古屋市出身。

中学入学の時に既に身長170cmと平均を大きく上回る体格でした。

ラグビー部に目を付けられ、勧誘されてラグビーを始めました。

卒業後は名門の帝京大学に。

帝京1~2年の頃は、怒られるとイジけてやる気を無くしてたそうです。

ですが、とある先輩は試合に出れなくても、愚痴を言わずにやるべき事をやってました。

姫野選手は、そんな先輩の姿を見て、人として格好良くなろうと心がけるようになりました。

大学時代はキャプテンなどになった経験はありませんでした。

ですが、そんな“しがらみ”がない自由な立場からの激しいプレーで、チームに勢いを与える存在でした。

大学卒業後はトヨタ自動車に入社し、1ヶ月でキャプテン就任を打診されました。

姫野選手は「自分が成長できるビッグチャンスだ」と捉えて前向きだったそうです。

ですが現実はそう簡単ではなく、チームメイトに相手にされずに1人部屋で泣く日々でした。

そこで折れず、チームを良くするためのアイディアを出し続けたそうです。

参考:Sports Graphic Number(文藝春秋)2019年2月28日号 p80-83

日本代表のキャプテンに就任した時は、具体的なプレーや目標ではなく「パッション(情熱)」などのイメージを口にするタイプ。まるでラグビー界の松岡修造です。

参考:帝京大で主将じゃなかった姫野和樹の主将力…新しいタイプのキャプテンが日本代表をどこまで引き上げるか

相手 結果 試合日
オールブラックスXV ●27-41 2023.7.15
サモア ●22-24 2023.7.22
トンガ ○21-16 2023.7.29
フィジー ●12-35 2023.8.5
イタリア ●21-42 2023.8.27
チリ ○42-12 2023.9.10
イングランド ●12-34 2023.9.18
サモア ○28-22 2023.9.29
アルゼンチン ●27-39 2023.10.8

まとめ 日本代表の歴代キャプテンに選ばれる人たち

日本代表の歴代キャプテンに選ばれる人たち

ラグビー日本代表の歴代キャプテンには色々な人が居ました。

ですが共通して言えることは、キャプテンに相応しい人だったという事が分かります。

実力にしてもそうですが、キャプテンとして引っ張っていける人材なんだと感じました。

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