ラグビーリーグワン2023-2024シーズン中盤戦に突入!第5節までの順位表と注目ポイント

2024年に入り、ラグビーのトップリーグは順位がハッキリと出てきました。

今期の2023-2024ラグビーリーグワンは、来期に新しく参加するチームの数によって、変更になる事があります。

入替戦実施形式

引用:新規参入チーム数別 入替戦実施形式について

ですのでD2とD3のチームは現時点で「どうなるんだ?」とソワソワしているでしょう。

※2024年1月末ごろに新規参入が決定する見込み

リーグワンはまだ始まったばかりです。

今からでも試合結果を追いかけたり、実際に観に行ってみてはいかがしょうか。

ラグビーリーグワンの試合形式は、こうなってる

ラグビーリーグワンの試合形式は、こうなってる

簡単にリーグワン(正式名:JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)はどのように進められているのか、解説します。

3部制

日本ラグビーのトップリーグは、サッカーと同様に3部制となってます。

サッカーはJ1~J3ですが、ラグビーはD1~D3です。

Dは「DIVISION」の事で、翻訳すると「部門」という意味。

所属しているチーム数は以下の通りです。

DIVISION1 12チーム
DIVISION2 6チーム
DIVISION3 5チーム

部門ごとに分かれて、総当たり戦を12月~5月にかけて行います。

D2は3月までにリーグ戦が終わります。

それぞれのDIVISIONの試合形式

3部門どれも総当たり戦ですが、微妙に形式が違います。

大会フォーマット

引用:NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 大会フォーマット

D1の試合は

D1の試合形式
  • 12チームを2つに分ける
  • 6チームで総当たり戦をホーム・ビジターの2回ずつ
  • さらに別のカンファレンスのチームと1回ずつ対戦
  • 以上で順位を決定
  • 上位4チームはプレーオフで優勝を決める
  • 下位3チームは入替戦

試合数が多く、最低でも1チームが16試合します。

次はD2です。

D2の試合形式
  • 6チームの総当たり戦をホーム・ビジターの2回ずつ
  • その後、上位3チームで総当たり戦を1回ずつ
  • 下位3チームで総当たり戦を1回ずつ
  • 以上で順位を決定
  • 上位3チームはD1との入替戦へ
  • 下位3チームはD3との入替戦へ

順位決定までに1チームが12試合行います。

D3の試合形式
  • 5チームでの総当たり戦
  • ホーム・ビジターを入れ替えて3回ずつ
  • 以上で順位を決定
  • 上位3チームがD2との入替戦へ

1チームの最低試合数は12です。

入替戦のフォーマット

入替戦のフォーマット

通常通り行われる入替戦のフォーマットです。

D2の1位は、D1の12位と。D2の2位は、D1の11位と対戦します。

以上の組み合わせが最初から決まっていて、ホーム・ビジターを入れ替えて試合が2回行われます。

勝ち点の多い順で順位が決まり、上位3チームが上のディビジョンに。

下位3チームが下のディビジョンに所属する事になります。

ちなみに、試合結果によるリーグワンからの除外規定はありません。

勝ち点や順位の決め方

順位は「勝ち点」によって決まります。

勝ち点というのは試合の得点数とは違って、あらかじめ「試合に勝ったら4点入る」と決まったポイントのことです。

勝ち点 内容
4点 試合に勝利
2点 試合で引き分け
0点 試合で負け
1点 試合で負けても7点差以内の時
1点 3トライ差以上で勝った場合の追加

同じ勝ち点の場合は、下記の順番で順位を決定します。

  1. 勝ち点
  2. 勝利数
  3. ①および②が同数であったチーム間の勝ち点
  4. ①、②および③が同数であったチーム間の得失点差
  5. 全試合の得失点差
  6. 当該チーム間のトライ数
  7. 全試合でのトライ数
  8. 当該チーム間のトライ後のゴール数
  9. 全試合でのトライ後のゴール数
  10. 抽選

参考:NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 大会概要および試験的実施ルール適用決定のお知らせ

他にも細かい規定はありますが、試合がどうしても行えなかった場合のルールです。

詳しい内容は、上記の参考リンク先をご覧ください。

優勝賞金はいくら?

いやらしい話ですが、やはり気になるのはリーグワンの賞金です。

2022-2023シーズンで増額されて、以下のようになってます。

順位 賞金
D1
優勝 5000万円
2位 2000万円
3位 1000万円
4位 500万円
D2
1位 500万円
D3
1位 300万円

参考:【リーグワン】プレーオフ大詰め!賞金は?初年度から大幅に増額/19日3決、20日決勝

以上とは別に、MVPを獲得した選手には100万円が出るそうです。

2023-2024のリーグワンの賞金はまだ分かりません。

ですが、多くのパートナー企業が付くようになり、さらに増額される可能性があります。

ラグビー2023-2024リーグワン(1月16日現在)どうなってる?

ラグビー2023-2024リーグワン(1月16日現在)どうなってる?

ラグビーリーグワン(2023-2024)は2024年1月現在、リーグ戦の最中です。

現時点で第4節~第5節が終了しました。

まずはD1の順位表から見てみましょう。

D1の順位表

順位 チーム 試合数 勝ち点
1 埼玉ワイルドナイツ 5 24
2 東芝ブレイブルーパス東京 5 23
3 東京サンゴリアス 5 19
4 横浜キヤノンイーグルス 5 17
5 トヨタヴェルブリッツ 5 14
6 静岡ブルーレヴズ 5 11
7 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 5 11
8 コベルコ神戸スティーラーズ 5 11
9 三菱重工相模原ダイナボアーズ 5 9
10 ブラックラムズ東京 5 6
11 近鉄花園ライナーズ 5 1
12 三菱ホンダヒート 5 0

上~中位陣が激しく競り合ってます。

最終的に4位以内に入れば、最後のプレーオフに参加できます。4位に届いてないチームにもまだまだチャンスがあるでしょう。

全16試合なので、まだ3分の1しか終わってません。

今後どうなっていくか楽しみですね。

D2の順位表

順位 チーム 試合数 勝ち点
1 浦安D-Rocks 4 15
2 豊田自動織機シャトルズ愛知 4 15
3 グリーンロケッツ東葛 4 13
4 レッドハリケーンズ大阪 4 8
5 九州電力キューデンヴォルテクス 4 5
6 日本製鉄釜石シーウェイブス 4 1

全12試合中4試合が終わりました。

ハッキリと上位と下位に分かれ始めてますが、総当たり戦だけであと6試合あります。

下剋上が起こりづらいスポーツですが、真ん中あたりのチームは特に油断できません。

D3の順位表

順位 チーム 試合数 勝ち点
1 日野レッドドルフィンズ 4 18
2 スカイアクティブズ広島 3 8
3 清水建設江東ブルーシャークス 3 6
4 クリタウォーターガッシュ昭島 3 4
5 中国電力レッドレグリオンズ 3 0

4戦全勝の日野レッドドルフィンズが独走状態です。

ですが試合数は全部で12あるので、まくられる可能性があります。

来シーズンには最低1チームが加わる予定です。

ラグビー2023-2024リーグワン各チームの状況を3行でまとめてみた

ラグビー2023-2024リーグワン各チームの状況を3行でまとめてみた

2024年1月16日現在、第4~5節が終了して順位がでてきた所です。

昨シーズンの成績も含め、各チームはどこを目指したいのか、今どう感じているのか勝手に想像してみました。ご容赦ください。

D1各チームの状況

1位:埼玉ワイルドナイツ

  • リーグワン創設からトップを走り続けている
  • 昨年はD1優勝を逃した
  • 優勝を目指したい
2位:東芝ブレイブルーパス東京

  • 現在2位、5戦全勝で好調
  • 今までプレーオフの経験は2回中1回
  • 最低でもプレーオフ進出を目指したい
3位:東京サンゴリアス

  • 少し勝ち点で離されているが3位
  • 2年連続でプレーオフ参加している
  • 優勝経験がなく、今シーズンの優勝を目指したい
4位:横浜キヤノンイーグルス

  • 最終順位6位→3位と上昇傾向のチーム
  • プレーオフに参加できるラインに居る
  • 今年は更に上の順位を狙いたい
5位:トヨタヴェルブリッツ

  • D1の中位陣でプレーオフの経験なし
  • 3位4位が目の前に居る状況
  • 今年こそはプレーオフに入りたい
6位:静岡ブルーレヴズ

  • 2年連続D1で8位の中位陣
  • 油断をするとD2入替戦となりかねない
  • 混戦の真ん中から頭1つ抜けたい所

ラグビーの試合

7位:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

  • 昨年D1優勝、一昨年は3位と強豪
  • 接戦を2つ落としてしまい失速中
  • 巻き返してプレーオフに入りたい
8位:コベルコ神戸スティーラーズ

  • D1中位陣で、入替戦プレーオフともに経験なし
  • 順位的には危ういので踏ん張りたい所
  • 失点をなるべく防ぎ、格下相手には勝ち切りたい
9位:三菱重工相模原ダイナボアーズ

  • 一昨年にD2から昇格してきて昨年は入替戦で残留
  • 油断すると入替戦で降格の可能性あり
  • 最低の目標ラインはD1の残留でしょう
10位:ブラックラムズ東京

  • 現在10位ではあるが、大きく引き離されてない
  • 頑張ってもう1つくらいは順位を上げたい所
  • ポテンシャルはあるので、中~後半戦に注目
11位:花園近鉄ライナーズ

  • リーグワン創設シーズンにD2から昇格
  • しかしD1の下位でくすぶっている
  • なかなか厳しいが少しでも順位を上げたい
12位:三重ホンダヒート

  • 昨シーズンにD2から昇格して初のD1
  • ここまで5戦全敗ではあるが相手が格上すぎた
  • レベル差の小さい相手に勝って順位を上げたい所

D2各チームの状況

D2各チームの状況

1位:浦安D-Rocks

  • 昨シーズンは10戦全勝で、創設1年目で快挙
  • 4試合して3勝1敗の好発進中
  • 今年も好調なので、D1昇格を果たしたい
2位:豊田自動織機シャトルズ愛知

  • 浦安と同じく3勝1敗の好発進で勝ち点15
  • 昨シーズンはD2で3位。入替戦で残留が決定した
  • 今シーズンはD1へ昇格したい
3位:グリーンロケッツ東葛

  • 昨年D1から降格したチーム
  • グリーンロケッツも3勝1敗だが勝ち点が13
  • 今シーズンでD1に返り咲きたい
4位:レッドハリケーンズ大阪

  • 昨シーズンD3から昇格
  • 現在は2勝2敗と順当な結果
  • 最低でもD2残留を目指したい
5位:九州電力キューデンヴォルテクス

  • 昨シーズンD3から昇格してきた
  • 今の所は1勝3敗。失点をなるべく抑えたい
  • D2残留が最低ラインか
6位:日本製鉄釜石シーウェイブス

  • リーグワン創設からD2に所属しているが下位組
  • 4戦0勝で惜しい試合もあった
  • 今シーズンも何とかD2残留したい

D3各チームの状況

D3各チームの状況

1位:日野レッドドルフィンズ

  • 昨シーズンにD2から降格した
  • 現在、4戦全勝で好調
  • このままの勢いでD2へ復帰したい
2位:スカイアクティブズ広島

  • 一昨年にD2から降格し、昨年はD3で4位
  • 2勝1敗だが1負は日野との対戦なので仕方がない
  • なんとかD2へ返り咲きたい所
3位:清水建設江東ブルーシャークス

  • 一昨年にD3からD2へ昇格し、昨年は降格した
  • 順位的には3位とまだ狙える位置にある
  • 是が非でも昇格したい
4位:クリタウォーターガッシュ昭島

  • リーグワン創設からD3所属で昨シーズンは3位
  • スタートの3戦で1勝2敗と不調か
  • 今期も入替戦に食い込みたい
5位:中国電力レッドレグリオンズ

  • 創設からD3所属で、上位に食い込めてない
  • 現在3戦0勝ではあるが格上相手なので、仕方がない
  • 頑張って5位からは脱したい所

まとめ ラグビー2023-2024リーグワンは中盤戦へ突入!

ラグビー2023-2024リーグワンは中盤戦へ突入!

ラグビーリーグワンは第4~5節が終わり、序盤から中盤へ突入しました。

勝ち点に差が出てきましたが、順位戦が熱くなってくるのは中盤です。

ぜひ試合を生で観戦して、選手たちの迫力を感じてみてください。

観戦時のポイントやオススメの座席については→ラグビーを観戦する時のオススメ情報!座席の選び方や観戦前にやっておくと損しないオススメ行動をご覧ください。

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