FC町田ゼルビアの46年間の歴史。結成からJ1に昇格するまでの道のり

FC町田ゼルビアの歴史。Jリーグの壁が高い

FC町田ゼルビアの歴史。Jリーグの壁が高い

2010年~2014年の歴史を見てみましょう。

Jリーグに1度あがるも、降格をくらう低迷期に入ります。

あと1歩及ばないFC町田ゼルビア

2010年、元サッカー日本代表の相馬直樹氏が監督に就任しました。

この年はD.C.ユナイテッドと業務提携を組むといった、日本でも初めての事をしました。

JFLでの成績は好調。

最終的には3位の成績でシーズン終了。

平均の入場者数もJリーグ入りの条件を満たしていました。

ですがJリーグから通知が来ました。

スタジアムのスペックが足りてないよ

もちろんコレでは申請が通らないので、FC町田ゼルビアはJリーグへの加盟を断念しました。

相馬監督は1年で退任。翌2011年からはランコ・ポポヴィッチ氏が監督に就任します。

低迷と降格

低迷と降格

ランコ・ポポヴィッチ監督で2011年シーズンをスタート。(1年で退任)

JFLでの成績はよく、3位でシーズンが終了。

スタジアムの基準も達成し、12月にJリーグへの入会が正式に承認されました。

これでFC町田ゼルビアは初のJリーグ入りを果たしました。

翌年の2012年は監督にオズワルド・アルディレス氏を起用。

J2の12位にまで順位を上げましたが、無勝利が続いて最下位まで転落。

J2からの降格が決まり、再びJFLへ叩き落とされました。

※当時のJリーグは2部制で、2014年から3部制となります。

ギリギリJリーグへ復帰

2013年、秋田豊氏を監督に据えてJFLで成績を残しました。

最終の順位は4位とJ2への昇格を逃してしまいます。

リーグそのものの成績は悪くありませんでしたが、勝ち点差が広がってしまい、残留が決定してしまいました。

ですがJリーグは2014年から3部制になることで、FC町田ゼルビアはJ3への参加が承認されました。

2014年、相馬直樹氏が監督に復帰。J3リーグが開幕します。

J3での最終順位は3位。

序盤は何度も勝ちを奪い、リーグ1位になりましたが終盤に失速。

3位ではJ2へ昇格できないので、J3リーグ残留が決まりました。

FC町田ゼルビアの歴史。J2への昇格と新たな壁

FC町田ゼルビアの歴史。J2への昇格と新たな壁

FC町田ゼルビアは比較的早くにJ3を突破し、J2へ昇格します。

ですが、そこからJ1への昇格は遠い道のりでした。

J3リーグからJ2リーグへ昇格

2015年のシーズンは順調に勝利を重ね、終盤で更に猛追。J3リーグで2位になりました。

J2との入れ替え戦にも勝ち、J2への昇格が決定。

また、天皇杯ではベスト16位に入るなど活躍しました。

監督はしばらく「相馬体勢」が続きます。

J1の壁

J1の壁

2016年からはJ2です。

この年から完全移籍やレンタル移籍が増えてきました。

第9節ではFC町田ゼルビア史上初のJ2首位に。

ですが、ホームスタジアムの基準がJ1に足りないためにJ1ライセンスの申請は断りました。

最終的にはJ2・7位と結局は昇格できない結果に・・・

2017年は16位

2018年は4位でシーズンを終了しました。

2018年に運営会社の株式会社ゼルビアは、株の80%を株式会社サイバーエージェントへ譲渡。

サイバーエージェントのグループ入りを発表しました。

株式会社サイバーエージェントは、メディア・インターネット広告やゲーム事業をしている会社で、日経平均株価の構成銘柄の1つです。

2018年は初めて明確な目標として「J2・6位以内」を掲げました。

前半から好調で、後半もあまり崩れませんでしたが、得失点差で4位になってしまいました。

相馬体制の終了。再びの低迷期に

2019年はJ2・18位で終了と前年と比べて低迷。

最終戦までJ3への降格の可能性が残ってました。

相馬監督が退任し、ランコ・ポポヴィッチ氏が再び監督に復帰することに。

ホームスタジアムの基準OKだよ。特例だけど

Jリーグから認可が下り、FC町田ゼルビアはJ2で結果を出せば昇格できるようになりました。

FC町田ゼルビアの歴史。J2で足止め。そして悲願達成へ

FC町田ゼルビアの歴史。J2で足止め。そして悲願達成へ

引用:Google Map/真岡田さん

J2残留は当たり前のようになり、あとはJ1への昇格です。

ライセンスは認められたので、あとはJ2で結果を残すだけ。

ですが、またしても足踏みしてしまいます。

ギリギリの残留

2020年は開幕から5戦負けなしと好発進。

ですが、第9節から4連敗。14節からは4連勝しましたが、8戦勝ちなしや2度目の4連敗もあって最終的には19位。

もう1歩、成績が悪かったら降格ラインでした。

※ただし2020年は降格なしで、2021年は4チーム降格

不安定な2021~2022

2021年のシーズンも開幕からは好調。

第8節からは1桁順位をキープしてました。

ですが、京都サンガF.C.やジュビロ磐田に大きく引き離されて終盤は昇格争いに加われませんでした。

このシーズンは安定してて、終盤に昇格の可能性が無くなっても崩れず、結果は5位。

ですが2022年は15位で終了しました。

前半戦は相変わらず好調で、半分を残して7位で通過。

後半の序盤も連勝しましたが、複数の選手が新型コロナウィルスに感染してしまい、メンバーが揃わなくなり、接戦を落としてしまいます。

順位をズルズルと落としてしまって、15位で終えました。

新監督と達成したJ1昇格

新監督と達成したJ1昇格

2023年、青森山田高校の男子サッカー部で監督をしていた黒田剛氏がFC町田ゼルビアの監督に就任。

東北最強と言われた青森山田を、28年引っ張った名監督です。

J2リーグ戦では第2節から6連勝。

第4節で首位に立ちました。

1度は2位に落ちましたが、すぐに首位に戻します。

その後も好調を維持して、2位以上が確定しました。

2位の清水エスパルスが負け、J2の優勝が決定。

そして遂にJ1への昇格が決まりました。

2023年シーズンはちょっと特別で

  • 2024年からJ1は18→20と2枠増
  • J1からの降格は1チーム
  • 特例ルールでJ2の2位以上は昇格
  • 残り1チームは3~6位で決定戦

このように決まってました。

ですのでFC町田ゼルビアはJ1への昇格が確定。

悲願のJ1入りを果たしました。

まとめ・FC町田ゼルビア悲願のJ1昇格!

FC町田ゼルビア悲願のJ1昇格!

引用:Google Map/真岡田さん

巷では「すぐ降格するかもね」なんて言われてますが、サッカーは案外分からないものです。

サッカーはラグビーより番狂わせが起こります。

相手チームの弱点を突けば、ワンチャンあるかもしれません。

また2024シーズンからは試合形式が変更され、J1~J3全クラブが参加するノックアウト方式だと言われてます。

何が起こるか分かりません。

ちなみに、2023年11月現在でもまだシーズンの日程などの詳細は不明。

Jリーグ公式ホームページでの発表を待ちましょう。

Jリーグ「2024シーズン以降のリーグ構造・大会方式について」

それでは、今回はこれで以上です。来期2024シーズンのFC町田ゼルビアに注目してみてください。

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