今回は腹筋割れてるわたしが、腹筋割るためには腹筋のトレーニングはもちろん体脂肪を落とさなきゃいけない…けど、意外と分かっているようで分かってない、脂肪が燃えるってどういうこと?って話をしていきたいと思います。

自分で動かずして燃える脂肪はなし!

なんでかこんなこと書こうかと思ったのかっていうと…世の中には「楽して痩せる」という甘い嘘が多すぎる!!しかも
「エステで揉まれて脂肪燃焼」「サウナで汗かいて脂肪燃焼」「カルニチンサプリ飲むだけで代謝が上がって脂肪燃焼」…そんなん有り得ないのよっっっ!!でも一方でダイエットに挫けそうなときって、ついその誘惑に乗っかりたくなるんですよね…(経験者は語る)
わたしのフォロワーの人にはお金のダイエットになってしまうだけの時間は過ごしてほしくないです、なぜならみんな各々頑張ってて立派で、いつも刺激をもらっているので。少しでも有益情報になりますように!

そもそもどうして脂肪が蓄積するの?

消費エネルギーより摂取エネルギーが過剰だから。(結論はやっ)
消費しきれなかった栄養は体内の脂肪細胞に取り込まれ中性脂肪を合成しぶくぶく肥大させてゆきます。脂肪細胞の中の中性脂肪が一時的に減っても細胞という脂肪の入れ物そのものは残るので、また食べすぎてしまえばいつでもリバウンドできるわけですね。
ちなみに人それぞれ自分の「太りやすい部位」ってあると思うんですけど(上半身は太ってないのにやたら脚は太い、身体全体は痩せてもほっぺのお肉は付きやすい…みたいな)、それはその人のその部位に脂肪細胞の入れ物が多いってことです。つまり、「比較的他の部位より痩せにくい、痩せるまでに時間がかかる」ということで決して「永遠に痩せられない」わけでは無いんです!ゾウと間違えたれたわたしの脚も痩せたぞ、頑張ろうな!!

恥を忍んで昔の写真載せてくぞ!!

付いちゃった脂肪が分解運搬燃焼されるまで

運動による刺激が入ると、アドレナリン(心臓に作用して心拍数や血圧の上昇、発汗を促す)とノルアドレナリン(血管に作用して末梢の血管を収縮させ血圧が上昇する)という神経伝達物質が放出されます。思いっきり有酸素やしっかり筋トレやると、うおーっアドレナリンどばどばーって気分になるよね!
その次に「ホルモン感受性リパーゼ」という、体にぷにっとこびり付いちゃってる脂肪をエネルギーとして使うために切り取ってくれる酵素が分泌されます。そして脂肪は「遊離脂肪酸」という形で血中に放出され、カルニチンというアミノ酸によってミトコンドリア内に届けられ、エネルギーとなって消費されます。これにて脂肪燃焼!これが身体に付いちゃった脂肪が離れて燃焼されるまでの流れです!(便宜上めちゃ簡単にしていますが)
ここで大事なのが、運動というステップを自分で踏むのがまず第一だということです。エステで揉まれようが最新のマシンであーだこーだされようがサウナでどっぷり汗をかこうがこのステップは踏めないし、カルニチンサプリだけとってもだめってことです。

有酸素運動20分以上じゃなきゃ意味ない説は本当?

一時期めちゃくちゃ言われてましたよね、この説。これは20分しか動けない強度の運動(ゆるランニングとかではなく20分後倒れるまで全力疾走)で最大限に脂肪が消費されるというデータであって、20分以上じゃないと脂肪が燃えないという意味では有りません。現実的に考えて20分が本当に限界で倒れる強度の運動を日常生活に取り入れるのは難しいです(だって倒れてその後家まで帰れない)。
運動開始10分ほどで交感神経が活性化し、脂肪の分解が起きます。もちろん長ければ長い時間の方が脂肪の利用率は高まります、が、1時間まとまった時間を確保してランニングできないから、今日は運動ゼロでいいや…ってなっちゃうより一駅分10分、15分歩こう!の積み重ねが大事です!

セルライトは自分じゃどうにも出来ないからエステに頼るしかないって本当?

エステの決まり文句ですよねー、これ。まず大前提として、「セルライト」は医学用語ではなく美容業界から発信されて広まった言葉であり、明確な定義がある言葉ではありません。が、一般的には肥大化しすぎてボコボコで冷えた脂肪細胞…というイメージだと思います。
セルライトと呼ばれるまで立派な脂肪細胞が育つまでに、運動不足による血行不良、脂質糖質過多な食生活と塩分の摂りすぎによる浮腫みなども併発している可能性が高いです。というか、その積み重ねです。
セルライトについて考える上で大事なのは、ボコボコしていようがなんだろうが、あくまで「脂肪細胞」だということ。細胞であれば運動によって上記の通りエネルギーとして取り出して使うことができます。自分でエネルギーとして使えないのなら細胞として壊死しているので。セルライトと呼ばれるまでに立派に育ってしまったがゆえにすぐに目に見える効果を出すのは難しいということはありますが(それだけ立派に育てあげた脂肪細胞なので)自分じゃ落とせない脂肪…って無いです。腹筋がバキ割れるまで食事管理と運動で体脂肪落としたけど全身の中でもも裏だけセルライトまだ残ってます!って人はいないはずです。自分の力で立派に育てあげた脂肪細胞だからこそ、落とすのも時間がかかるという当たり前のこと。自分の力で落とす他なし、頑張りましょう!

空腹で有酸素運動やるの痩せるって本当?

これもよく言われますが…「痩せる」は痩せますが、脂肪が使われるだけでなく、筋肉もしっかり分解されて無くなってしまいます。はちゃめちゃもったいないです。エネルギー源が枯渇している状態で運動すると骨格筋を切り崩してエネルギーを得ようとします。健康で美しい身体づくりのためには筋肉は必須だからこそ日々トレーニングしてるのに、ダイエットのつもりでお腹ぺこぺこ有酸素運動して筋肉減らしちゃうなんて本末転倒ですよね。

寝起きの空腹状態でお散歩などをする方も多いと思います。軽い散歩等であればそこまで気にする必要はありませんが(わたしもMTCオイル入りコーヒー飲んで軽くお散歩したり家事したりしてから朝ごはん食べたりしています)しっかりカロリー消費のために時間と量を確保して有酸素をやっているのであれば、空腹ぺこぺこはかなり危ないです。お腹いっぱいである必要はありませんが、腹5分目を目安、朝起きてからすぐであればプロテインとバナナなどを食べてから運動をおススメします。

「痩せる」と「綺麗な体をつくる」ことは似て非なることであり、目指したいのは「綺麗な体をつくる」なのが読んでくださってるみなさんだと思います。
空腹有酸素を信じて筋肉の分解を促進して逆行している人にお伝えしたいのは、身体づくりのための食事を考えたとき、1日の中で「お腹いっぱい満腹〜」の状態も「お腹ぺこぺこ〜」の状態も作らず、その間を常に保つことが大事だということです。
というわけで、次回は今までの栄養編をふまえて、身体づくりのための食生活についてお話してゆきたいと思います!

みなさんから日々リクエストいただいていた沼レシピと沼食生活についても載せます!(正直恥を忍んで載せている沼ご飯にたくさんの人からリクエストが来るの毎回ビックリしてます、ありがとう!!)
楽しく食べて楽しく動く、体づくりを心から楽しんでいこうな〜!!
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