筋トレを続けてきて引き締まってきたし、なんだか自信も付いてきた。大会に出てみたくなった!
でも、俺みたいな始めたてって場違いじゃないかな・・・
大丈夫です。最近のフィットネス大会は初心者向けの競技カテゴリーもあります。
大会によっては、もっと緩いカテゴリーもあって、参加のハードルはかなり低いです。
今回はそんな初心者でも参加しやすいフィットネス大会はどれか、ご紹介します。
初心者が狙うべきフィットネス大会の部門と理由
まずは、どんな部門で勝負するべきなのか。
大会の選び方についてお話します。
初心者はフィジークを狙おう
フィットネス大会のカテゴリーはいくつかあり、その中でもフィジークという部門が初心者でも賞を取れる可能性があります。
大会によってはフィジークより筋肉量を必要としない部門もあって、より初心者向けです。
カテゴリー名が大会ごとにバラバラなので一概には言えませんが
- スポーツモデル
- デニムモデル
- サラリーマン
このような部門もあります。
さてフィジークというのは、バランスの良い筋肉の付き方を勝負する部門です。
ボディビルはゴリマッチョな筋肉を競い合う競技ですが、それとは全く別物。
ですのでフィジークでは鍛えすぎると減点となってしまいます。
大会ごとに審査の基準は少し違いますが、ビーチで目を引くようなカッコ良い逆三角形のシルエットが高得点に繋がると思ってください。
大会によっては他の大会に出れない
フィットネス大会には、他の大会に出れないものがあります。
それは公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟の大会です。
- 硬派な大会で他のような盛り上がりがない
- ドーピング講習が必ずある
- 連盟登録が必須で、登録者は他の大会に出れない
その代わり大会の知名度はかなり高いので、優勝すれば箔が付きます。
ですが、ガチ勢の多い大会ですので、初心者向けではありません。
同じくらい有名で、規模が大きい大会で、それでいて初心者でも参加しやすいFWJの大会があるので、私はそちらをオススメします。
フィットネス大会の参加にはお金がかかる
フィットネス大会の参加には、参加費がかかります。
それとは別に大会に出るまでの、仕上げにかかる費用も必要です。
大会によっては賞金が出るものもありますが、初心者が簡単に取れるほど甘くありませんし、賞金が出る大会は少ないので、お金のことだけで語るとぶっちゃけマイナスです。
ですがお金をかけるだけの価値は、どの大会もあります。
- 自分の限界に挑戦する経験
- 大会そのものの経験
- 大会用の体はすぐに失わない
ゴリマッチョは不人気ですが、初心者クラスのカテゴリーだと、女性ウケは半端なく高いです。
プールや海辺で可愛い女の子の視線を集められる事間違いなし。
ですが、やっぱり大会の参加費用は少しでも節約したいものですね。
最近は参加費用が安い大会もあるので、費用を抑えたい人は参加費重視で選んでみましょう。
初心者にピッタリな大会は?6大大会を紹介
それではフィットネス大会でも特に大きな6大大会をご紹介します。
探せば小さな大会はあるかと思いますが、せっかく出場するのであればある程度大きな規模の方がモチベーションが上がりますし、入賞した時の達成感も全く違いますよ。
Fitness World Japan(フィットネスワールドジャパン)
引用:Fitness World Japan
Fitness World Japan(フィットネスワールドジャパン)はフィットネス連盟に次ぐ大会の規模なのに、エンタメ性のあるフィットネス大会です。
初心者でもエントリーしやすいクラスも用意されているのに、本場のアメリカの審査基準に沿ってます。
総合的に考えると、初心者が目指すべき大会はココFWJが1番です。
FWJの競技項目・カテゴリー
男性競技 | 女性競技 |
|
|
FWJの競技は一般的なものしかありません。
その代わりにメンズフィジークの中に初心者向けなカテゴリーがあって、大会が初めての人でも楽しめるようになってます。
カテゴリー | 出場条件 |
ローカル | 大会開催地や隣接に在住 |
ノービスファーストチャレンジ | 1度だけ出場可能 |
ノービスチャレンジ | 2回まで出場可能 |
トゥルーノービス | 過去に6位以内が取れなかった人 |
ノービス | オープンで6位入賞できなかった人 |
マスターズ | 40歳以上の人 |
オープン | 誰でも参加可能 |
まずはノービスファーストチャレンジに挑戦してみましょう。
FWJのエントリー費用
- FWJカードの発行・登録
- 参加カテゴリーへのエントリー
この2つで15000円くらいします。
カードの発行、登録は毎年必要で、登録料は1万円かかります。
カテゴリーは1つにつき4500円~1万円ほど。重複の出場は可能ですが、その分お金がかかります。
FWJの参加に関する注意など
筋肉をよく見せるために日焼けが必要と言われますが、FWJについては日焼けしなくてもカラーを入れて出場できます。
大会によってはカラー禁止もありますが、FWJは指定のカラーを使うことが許されてます。
ただし、会場を汚さないようにちゃんと乾かしてから舞台に上がるよう指導されるので注意しましょう。
FWJの選手登録やコンテストエントリーに、資格や審査はないので出場制限はありません。
SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)
SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)は健康的でたくましく、スタイルが良くてカッコ良さを追求する、身長別の大会です。
大会名の通り、夏が似合う男性・女性を決める大会なのでFWJよりは少し求められる筋肉量が少なめな感じ。
変わった部門もあって、初心者でも参加しやすい有名な大会です。
SSAの競技部門・カテゴリー
男性競技 | 女性競技 |
|
|
下の競技ほど筋肉量が求められます。
他にも18歳までの「甲子園部門」や18~22歳の「カレッジ部門」
- ダイエットモデル(女子)部門
- サラリーマン(男子)部門
- 医療系(女子)部門
- トレーナー(男女)部門
- 親子モデル部門
- ペアモデル部門
- デニムモデル(男子)部門
このような面白い部門があります。
細かく分けられているので、広く参加できるのがSSAの魅力です。
それでいて競技ルールは国際大会に近いので、決して簡単な大会ではありません。
SSAのエントリー費用
SSAのエントリー費用は1部門の相場が10000円~15000円くらいで
2部門以上にエントリーすると、1部門あたりの費用が少し抑えられます。
SSAではプラス公式規定の水着を着なければいけません。
ですので、費用の面で初心者にとっては少しハードルが高いでしょう。
SSAの参加に関する注意など
コンセプトが独特で「夏が似合う男女を決める」が主軸。
ですので部門は身長別で分けられてしまい、初心者の入賞は少し難しいでしょう。
ポージングも複雑なのでハードルが高めです。
その代わり、3位までには賞金がでます。
MUSCLE GATE(マッスルゲート)
引用:MUSCLE GATE
MUSCLE GATE(マッスルゲート)は「初心者でも気軽に参加できる大会」をコンセプトに作られた大会です。
大会の審査基準は硬派なJBBFクラスですが、大会参加はしやすいよう工夫されてます。
- JBBFにはない初心者用カテゴリーがある
- ドーピングチェックがない
- 大会参加費がとても安い
このような特徴があります。
MUSCLE GATEの競技部門・カテゴリー
- メンズフィジーク
- ボディフィットネス
- クラシックフィジーク
- マスキュラーフィジーク
- メンズタンクトップ
- ボディビル
男性部門でもこれだけの競技部門があり、メンズフィジークは9つの階級に分けられていて、新人の部が別にあります。
もちろん女性部門もありますよ。
MUSCLE GATEのエントリー費用
MUSCLE GATEの参加費用はかなり安くて1カテゴリーの参加費が5500円です。
システム手数料で220円がプラスでかかりますが、それだけ。
複数出場する場合は1万円を超えますが、他大会に比べたらかなり費用を抑えられます。
これで競技ルールはJBBF基準と同じなので、全然簡単な大会ではありません。
初心者がまず大会に出てみたいなら、MUSCLE GATEを選ぶのもアリです。
MUSCLE GATEの参加に関する注意など
誰でも参加できるフィットネス大会というコンセプトですが、縦横15cm以上のタトゥーがある場合は出場不可となってます。
カラーリングは禁止なので、筋肉を良く見せたいなら日焼けサロンに行くなどの手間が必要です。
日焼けしたくない方は、開き直って日焼けせずに出場するか、別の大会にしましょう。
BEST BODY JAPAN(ベストボディ・ジャパン)
BEST BODY JAPAN(ベストボディ・ジャパン)は知名度が高い大会ですね。
BBJも少し独特な大会で、ただ筋肉で競い合うのではなくバランスの取れた健康的な体や、その人自身の雰囲気なども評価の基準です。
ポージングもBBJ専用のものがあり、公式レッスンの参加も必要なので初心者にとってはハードルが高い大会となってます。
BBJの競技部門・カテゴリー
- ベストボディ・ジャパン部門
- モデルジャパン部門
- マッスルモデル&フィットネスモデル部門
以上の部門があって、それぞれ年齢別のクラスがあります。
ですので初心者向けのカテゴリーがありません。
BBJはルックスや品格までも審査対象なので、純粋に筋肉で勝負できない大会です。
よっぽど容姿に自信がある人でないと、なかなか上位に食い込めないと思ってください。
BBJのエントリー費用
- エントリー費用(14,300円)
- 予選用サーフパンツ(8,000円)
- 決勝審査用ボクサーパンツ(4,000円)
BBJは専用のパンツを履くことが決まりです。
さらにポージングのレッスンがあって、最低でも6600円の費用がかかります。
費用の面でも初心者にはハードルが高い大会ですね。
BBJの参加に関する注意など
基本的に出場条件、資格は必要ありませんが、BBJには一次選考で写真と書類の審査があって、それで落とされる可能性があります。
BBJが運営する大会では、カラーリング・オイル共に禁止。
ですので日焼けしたくない人は、日焼けせずに出場するか、カラーリングOKの大会を選びましょう。
MUSCLE CONTEST JAPAN(マッスルコンテストジャパン)
MUSCLE CONTEST JAPAN(マッスルコンテストジャパン)はアメリカで設立されたコンテストです。
歴史でいえばかなり古いですが、日本で開催し始めたのはつい最近。
IFBBプロリーグのルールに準じた審査ですので、厳しさで言えば世界1位です。
ですので初心者が最初から狙うには、少しハードルが高いでしょう。
将来的に目指す大会としては、最高の舞台です。
MUSCLE CONTEST JAPANの競技部門・カテゴリー
- メンズフィジーク
- ボディビル
- メンズクラシックフィジーク
- フィギュア
- ウーマンズフィジーク
- ビキニ
競技部門は以上の3部門ずつ、まず狙うならメンズフィジークです。
ボディビル以外は身長別でクラス分けされてます。
なんせ世界レベルの大会ですので、どのカテゴリーでもかなり厳しい競い合いになるでしょう。
MUSCLE CONTEST JAPANのエントリー費用
エントリー費用は1カテゴリーで22000円します。
クラシックフィジークは既定のユニフォームが必要で4100円くらいと、少し参加費は高めです。
やはり参加費用からも初心者向けではなく、もっと上を目指したくなった人が狙うべき大会だと言えます。
MUSCLE CONTEST JAPANの参加に関する注意など
まだ日本では開催地が少なく、関東首都圏でしか大会が行われてません。
ですので、居住エリアでない人にとっては少し参加が大変です。
ちなみにカラーリングはOKで、色落ちしないよう処置をちゃんと行うよう注意がされてます。
JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)
引用:JBBF
JBBFは唯一、公益社団法人が行っている大会で、お堅い大会です。
競技人口がかなり多く、業界では知らない人が居ない大会ですので、JBBFの優勝を目指す人が少なくありません。
ですが、JBBFは登録しないと出場できなくて、登録選手はJBBFの大会しか出れません。
ですので初心者がフィットネス大会を選ぶ時、JBBFは少し考えた方が良いです。
実際に出場した方のコラム記事もあるので、読んでみてください。
>>ビキニフィットネスアスリート「RENA」が独自の食事管理法などを解説!!
JBBFの競技部門・カテゴリー
男子 | 女子 |
|
|
下のカテゴリーほど、筋肉量が必要です。
クラス分けは身長別に分けられます。
JBBFのエントリー費用
まずJBBFの登録料がかかります。
- 加盟ジム登録:6000円
- 個人登録:12000~20000円
- 限定登録:3000円
とにかく費用を抑えたい場合は限定登録ですが、1大会ごとに支払う必要があります。
エントリー費用が3000~5500円ほど。
これとは他にドーピング講習費が必要です。参加費は500円、初登録でネット受講を選択する場合は2000円です。
JBBFの参加に関する注意など
JBBFに登録した人は、他の大会に出る事ができません。
この事から初心者は、まず選択肢から一度外して考えた方が良いと言われてます。
カラーリングは指定のものなら使用可能です。オイルは禁止。
刺青も禁止ですが、ほんの一部なら包帯などで隠すことができれば出場できます。
しかし隠れた部分は採点できないので、その分不利です。
次のページ
初心者向けのフィットネス大会は?
- 1
- 2