肥満妊婦向け、ダイエットに成功して元気な赤ちゃんを産む3つのポイント

助産師さんから「これ以上、太らないようにして下さい」

そんな事を言われ、妊娠中なのにダイエットしていいの?と思いますよね。

ですが妊婦の肥満は、さまざまな悪影響があります。

  • 難産
  • 妊娠糖尿病
  • 低出生体重児

などなど・・・。

ですので安全に出産を迎え、元気な赤ちゃんを産むためにも、適性体重を維持しましょう。

妊娠中はストレスが多くて成功しづらいですが、ぜひ簡単なものから始めてみてください。

肥満妊婦のリスクと、許される体重増加の目安

肥満妊婦のリスクと、許される体重増加の目安

妊婦が肥満だと、さまざまなリスクがあります。

お腹の中の赤ちゃんに悪影響があったり、難産になりやすいです。

ですが、妊娠中に体重が増えるのは自然なこと。

例えば、13週目なら何キロまで増やしても良いのか。そんな事も分かりやすくまとめます。

肥満妊婦のリスク

妊娠中の肥満は、様々なリスクが発生してしまいます。

妊娠初期
二分脊椎症 胎児の足に障害が起こる
神経管欠損症 脳や脊髄が形成されない
心奇形 心臓の異常
臍帯ヘルニア ヘソから内臓が飛び出る
妊娠中期
妊娠糖尿病 母体や胎児に悪影響
流産 高血糖による死亡
形態異常 いわゆる奇形
巨大児 難産になりやすい
妊娠後期
妊娠高血圧症候群 重症化すると母体が危険
子宮内胎児発育不全 発育が悪くなる
常位胎盤早期剝離 酸素が届かなくなる

参考:妊娠中の痩せすぎ・太りすぎが赤ちゃんに及ぼす影響【医師監修】

初期から後期まで、肥満になると赤ちゃんが亡くなってしまう事がたまにあります。

ですので、せっかくできた赤ちゃんを健康に産むためにも、ダイエットしましょう。

また、妊娠初期の肥満は形態異常(いわゆる奇形)を起こしやすく、流産のリスクが高まります。

後期は、あなたの健康リスクまで悪くなり、出産時の危険度が増すでしょう。

結論、良い事が全くないので「体重が増え過ぎないよう気を付けて下さい」と言われたら、今すぐ始めてください。

妊娠中に増やせる体重の目安

妊娠中に増やせる体重の目安

妊娠中の肥満はお母さんや赤ちゃんに悪影響を及ぼしますが、体重が増えること自体は自然なことです。

問題は太り過ぎること。

妊娠前のBMIで、体重を増やして良い数字が決まってます。以下の数字を超えると危険です。

BMI 体重を増やす目安
18.5未満 12kg~15kg
18.5~25未満 10kg~13kg
25.0以上~30.0未満 7kg~10kg
30.0以上 個別対応

参考:妊娠前からはじめる 妊産婦のための食生活指針(PDF)

厚生労働省が出している資料で、どこの産婦人科に行っても、指導の目安は変わらないでしょう。

ですが状態によって全く対応が違いますので、定期健診などで指導などがあれば、その通りに従ってください。

肥満妊婦のダイエット方法は

肥満妊婦のダイエット方法は、普通のダイエットと違います。

  • 普通のダイエット→痩せるため
  • 妊婦のダイエット→体重増加を抑える

体重が増えすぎないように気を付けるのが、妊婦のダイエットです。

痩せすぎもお母さん、赤ちゃん共に良くありませんので、痩せようと思ってはいけません。ほどほどにしましょう。

さて、肥満になった妊婦のダイエット方法は

  • 和食中心のようなバランスの良い食事を
  • 特にビタミンやミネラルの不足に注意
  • 適度な運動をして、体重が増え過ぎないように

では具体的なポイントをお話します。

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