助産師さんから「これ以上、太らないようにして下さい」
そんな事を言われ、妊娠中なのにダイエットしていいの?と思いますよね。
ですが妊婦の肥満は、さまざまな悪影響があります。
- 難産
- 妊娠糖尿病
- 低出生体重児
などなど・・・。
ですので安全に出産を迎え、元気な赤ちゃんを産むためにも、適性体重を維持しましょう。
妊娠中はストレスが多くて成功しづらいですが、ぜひ簡単なものから始めてみてください。
肥満妊婦のリスクと、許される体重増加の目安
妊婦が肥満だと、さまざまなリスクがあります。
お腹の中の赤ちゃんに悪影響があったり、難産になりやすいです。
ですが、妊娠中に体重が増えるのは自然なこと。
例えば、13週目なら何キロまで増やしても良いのか。そんな事も分かりやすくまとめます。
肥満妊婦のリスク
妊娠中の肥満は、様々なリスクが発生してしまいます。
妊娠初期 | |
---|---|
二分脊椎症 | 胎児の足に障害が起こる |
神経管欠損症 | 脳や脊髄が形成されない |
心奇形 | 心臓の異常 |
臍帯ヘルニア | ヘソから内臓が飛び出る |
妊娠中期 | |
妊娠糖尿病 | 母体や胎児に悪影響 |
流産 | 高血糖による死亡 |
形態異常 | いわゆる奇形 |
巨大児 | 難産になりやすい |
妊娠後期 | |
妊娠高血圧症候群 | 重症化すると母体が危険 |
子宮内胎児発育不全 | 発育が悪くなる |
常位胎盤早期剝離 | 酸素が届かなくなる |
参考:妊娠中の痩せすぎ・太りすぎが赤ちゃんに及ぼす影響【医師監修】
初期から後期まで、肥満になると赤ちゃんが亡くなってしまう事がたまにあります。
ですので、せっかくできた赤ちゃんを健康に産むためにも、ダイエットしましょう。
また、妊娠初期の肥満は形態異常(いわゆる奇形)を起こしやすく、流産のリスクが高まります。
後期は、あなたの健康リスクまで悪くなり、出産時の危険度が増すでしょう。
結論、良い事が全くないので「体重が増え過ぎないよう気を付けて下さい」と言われたら、今すぐ始めてください。
妊娠中に増やせる体重の目安
妊娠中の肥満はお母さんや赤ちゃんに悪影響を及ぼしますが、体重が増えること自体は自然なことです。
問題は太り過ぎること。
妊娠前のBMIで、体重を増やして良い数字が決まってます。以下の数字を超えると危険です。
BMI | 体重を増やす目安 |
18.5未満 | 12kg~15kg |
18.5~25未満 | 10kg~13kg |
25.0以上~30.0未満 | 7kg~10kg |
30.0以上 | 個別対応 |
参考:妊娠前からはじめる 妊産婦のための食生活指針(PDF)
厚生労働省が出している資料で、どこの産婦人科に行っても、指導の目安は変わらないでしょう。
ですが状態によって全く対応が違いますので、定期健診などで指導などがあれば、その通りに従ってください。
肥満妊婦のダイエット方法は
肥満妊婦のダイエット方法は、普通のダイエットと違います。
- 普通のダイエット→痩せるため
- 妊婦のダイエット→体重増加を抑える
体重が増えすぎないように気を付けるのが、妊婦のダイエットです。
痩せすぎもお母さん、赤ちゃん共に良くありませんので、痩せようと思ってはいけません。ほどほどにしましょう。
さて、肥満になった妊婦のダイエット方法は
- 和食中心のようなバランスの良い食事を
- 特にビタミンやミネラルの不足に注意
- 適度な運動をして、体重が増え過ぎないように
では具体的なポイントをお話します。
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