障害者スポーツ「ボッチャ」の魅力に迫る!!

筆者が「ボッチャ」という競技を認識したのはリオデジャネイロパラリンピックが終わった直後である。

別府市の障害者施設「太陽の家」で、ボッチャという競技があることを知った。
東京パラリンピックでの活躍もあり、昨今はメディアにもしばしば取り上げられるようになった。

以前よりは認知されるようになったボッチャであるが、競技人口は1万人にも満たないマイナー競技である。

この記事では「ボッチャのルール」「ボッチャの魅力」について説明していく。

障害者スポーツ「ボッチャ」とは? ルールや展開を解説

ボッチャは「縦12メートル、横6メートルのコート」で行われ、個人戦とペア戦と団体戦、3つのカテゴリーがある。

どのカテゴリーも1ダース12個の赤と青の2種類のボールを使用する。

先攻の赤チーム、後攻の青チームに分かれてそれぞれ投擲を6回行う。

それを団体戦では6エンド、個人戦とペア戦では4エンド行う。

始めに「ジャックボール」という的になるボールを先攻チームが投げ、そのジャックボールが両チームの的になる。

ジャックボールがコート上の無効ゾーン、もしくは場外に出た場合は後攻の青にジャックボールの権利が移行する。

下記の動画では日本ボッチャ協会の新井大基さんの解説付きで、わかりやすくルールの説明がされています。

ジャックボールを投げた後の展開は、ジャックボールを投げた選手が先攻の赤ボールを投げる。

次に後攻のチームが青ボールを投げる。

各チームが1投目を投げた時点で「赤と青のどちらがジャックボールに近いか?」
この判定で次の投擲者が決まる。

次の投擲は遠くにある色のチームからである。
例えば、一番近いボールが赤だとすると青からスタートとなる。

3投目を投げて、未だに赤のほうがジャックボールに近ければ、4投目も青が投げる。

常にジャックボールから遠いチームが投げ続け、12投が終わってジャックボールに一番近いチームがそのエンドの勝者になる。

得点の付け方

1番近いボールが赤であるとする。
2番目に近いボールが青であれば赤は1点。2番目、3番目も赤の場合は3点を赤が得点したことになる。

このように相手のボールよりジャックボールに近づけた数だけ得点できるのだ。

ボッチャの公式カテゴリー

ボッチャは、昨今声高に叫ばれている「ユニバーサル」と呼ぶにふさわしい。

子供から高齢者という幅広い世代、男性や女性、障害の有無、それらを超越し、

「真のノーマライゼーション」を形成できるのだ。

このボッチャの素晴らしいところは身障者の公式試合のカテゴリーが多くあるところだ。

・BⅭ1クラス

・車いすの操作不可能な人
・四肢・体幹に重度の麻痺がある人
・自分自身での投球可能な人
・脳原性疾患である人

・BⅭ2クラス

・上肢での車いす操作がある程度可能な人
・自分自身で投球可能な人
・脳原性疾患である人

・BⅭ3クラス:(最も障害の重いクラス)

・自分自身で投球ができず、特殊な器具を使って投球する人

・BC4クラス

・BC1・BⅭ2と同レベルの重度四肢機能障害がある人
・自分自身で投球可能な人
・非脳原性疾患(筋ジストロフィーなど)の人

前述したBⅭ3クラスの競技者の投擲を見たことがある。
その人は腕は動かせず、かろうじて肩をすぼめることのできる障害レベルであった。

しかし、特殊な器具を用いることと介助者に指示を出すことで投擲をこなしていた。

投げるのみならず、ジャックボールの至近距離に自身のボールを「ピタ」っとつける離れ技を見せた。
このような重度の障害を持つ人間も健常者と同じ土俵に立って戦えるのだ。

子供や高齢者、男性に女性、様々な障害を持った人が同じ場所で同じ時を共有できる。
すばらしいことである。

まとめ

この記事では「ボッチャのルールと魅力」について説明してきた。
このようにすばらしい競技のボッチャであるが、競技人口は1万人にも満たない。

理由は様々で、競技人口が増加しない理由は主に二つある。

障がい者スポーツというイメージが強く、健常者は未だに手が出しづらい。
もう一つは競技する場所の確保である。

「縦12メートル、横6メートルのコート」はバトミントンコートと同じなのでなかなかこの広さを確保するためには手間がかかる。

しかしボッチャには「ミニボッチャ」というカテゴリーがある。

ミニボッチャのサイズは「3m×5m」である。このサイズであれば、家のリビングや一つの部屋をボッチャ専用にすれば、自宅においても競技可能だ。

健常者の高齢者にも非常におすすめなので是非試して頂きたい!!!

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