筋膜リリースって最近よく聞きますよね。
結局、どういう事をやっているのか。
体にどんな効果が現れるのか。
どうやってやれば良いの?道具無しでもする方法は?
これらの疑問を全て解決します。
筋膜リリースの効果。体の中で何が起こっている?
筋膜リリースとは、筋肉を包んでいる膜状のものに刺激を加え、正常の状態に戻す方法です。
まずは筋膜の構造や特徴から。
そして筋膜リリースによる効果を解説します。
筋膜
筋肉はむき出しの状態ではなく、筋膜という膜で覆われてます。
筋膜があることで、筋肉が滑らかに動くのです。
ですが、様々な原因で筋膜がよじれたり、癒着する事があります。
- 悪い姿勢がクセになっている
- 同じ姿勢を長時間続けている
- 四肢のケガによって体の一部に負担をかける
このように体のバランスが崩れている状態が続くと、筋膜の動きが少しずつ悪くなっていきます。
筋膜の滑らかさが失われると起こる不調
- 体の慢性的な痛み
- 柔軟性の低下
- 姿勢の悪化
- 血行不良
- 肩こり
全身の筋肉の動きが、悪くなってしまいます。
その結果、体中で様々な不調が起こり、ストレスになってしまう事も・・・
こういった不調は、積み重ねによって少しずつ悪化してしまいます。
今からでも筋膜リリースをすることで、短い期間で改善できるでしょう。
筋膜リリースを行うメリット・デメリット
- 血行改善
- 姿勢の改善
- ストレス解消
- 体の柔軟性アップ
- 肩こりや腰痛の改善
筋膜リリースには、これらの効果があると言われてます。
ですが、正しい方法で行わなかった時や、体の状態によっては悪化する可能性があります。
- 悪性腫瘍がある
- 縫合したばかり
- 細菌やウィルスに感染している
こんな時は、筋膜リリースをしないでください。
また、実際に筋膜リリースをやってみて、痛みが出る場合は中止してください。
縫合部や皮膚にキズがある場合は、6~8週間は筋膜リリースが禁止とされてます。
参考:3-Myofascial Release(筋膜リリース) 竹井仁 理学療法学16(PDF)
筋膜リリースをする前に・・・。注意するべきポイント
注意するべきポイントは3つ
- やりすぎない事
- フォームローラーの代用品の選び方
- 筋膜リリースの効果がでるまでの期間
やり過ぎ注意。痛いのはNG
筋膜リリースに限りませんが「痛い=効いてる」という事はありません。
痛いと感じるのであれば、やり過ぎです。
ちょっと痛いけど、気持ち良いくらいの強さにしましょう。
1回の時間は30秒くらいから始めて、長くても5分までにしてください。
フォームローラーが無い時の代用品
筋膜リリースをする時は、フォームローラーを使う事が多いです。
持ってない方は代用品を使ったり、道具無しでやってみてください。
代用品を選ぶ時のポイントは
- 固すぎないボールがオススメ
- テニスボールやゴムボールくらい
- ゴルフボールは固すぎるのでNG
固いものしかない場合は、足の裏に使ってみてください。
道具なしでも筋膜リリースはできるので、無理に何か買う必要はありません。
筋膜リリースは効果が出るまで時間がかかる
固まった筋膜は、日々の積み重ねで起こったものです。
ですので筋膜リリースをした所で、そう簡単にほぐれるものではありません。
少しずつ少しずつ、ほぐしていくことで改善していきます。
ですので、できるだけ続けるようにしてください。
毎日する必要はありません。
週2~3回くらいのペースで、長期間続けてみてください。
次ページで道具なしとアリの筋膜リリースのやり方を紹介します。
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